『アンナチュラル』は、2018年1月12日から3月16日までTBS系の「金曜ドラマ」で放送されたテレビドラマ。主演は石原さとみ、脚本は野木亜紀子。
アンナチュラルはシンプルに面白い!
アンナチュラルが面白いのは脚本がいいから
アンナチュラルは謎解きの要素や科学的な知識などがたくさん詰め込まれていて、視聴者を飽きさせない展開が続くドラマです。特にストーリーがしっかり練り込まれていて、伏線が色々なところにあります。最終話で必要になる遺体の情報は、1話でしっかりと説明されています。1話完結としても見所があり、1話ごとに心に響く台詞があるのが印象的です。
いじめを取り上げた回では いじめで被害者は自殺しても、加害者は何食わぬ顔で生きていくという台詞が心に残っています。ただ面白いというドラマではなく、見ていて考えさせられるドラマでもあります。
いじめは加害者と被害者だけではなく、傍観者という見えない加害者がいることもしっかり描いているのです。ここまで複雑にしながら、主張がシンプルになっているため、非常に分かりやすく面白かったです。
最終回に向かって練り上げられたドラマ
アンナチュラルは最終回で犯人の自供を得るのですが、そこまでの道のりを丁寧に描ききっています。犯人を逮捕しても殺人に問えないという難問は、かなり興味深かったです。法医学者として事件に向き合うべきという発言から、法医学者として犯人を追い詰めていきます。予想をしないところから遺体を見つけてくるというのも、このドラマの面白いところでしょう。
主人公が犯人に言った、同情なんてしないという発言には拍手を送りたい気分です。被害者だけではなく、事件に関わった人達の気持ちを代弁した言葉だったのでしょう。正義を気取っている訳ではありません。
被害者の声を聞き取り、何があったかを解明する姿に頭が下がる思いです。感動と共に称賛を送りたいドラマの最終回は見応えがあります。謎を解くという意味では推理ドラマ好きの人にはおすすめのドラマです。
あらすじ
主人公・三澄ミコト(石原さとみ)の職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例…。しかし日本においては、不自然死のほとんどは解剖されることなく荼毘に付されている。その現実に、彼女は個性豊かなメンバーと共に立ち向かうことになる。
このドラマは、新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、毎回さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリーである。
参考:テレビ番組表(地上波、BS、CS)テレビガイド
主題歌
主題歌は米津玄師の書き下ろし新曲「Lemon」! オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング連続1位キャスト
石原さとみ 井浦新 窪田正孝 市川実日子 / 薬師丸ひろ子(特別出演) / 松重豊池田鉄洋 竜星涼 小笠原海(超特急) 飯尾和樹(ずん) / 北村有起哉 大倉孝二 /
スタッフ
脚本:野木亜紀子主題歌:米津玄師「Lemon」(ソニー・ミュージックレコーズ)
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