モスキート音とヒトと周波数との不思議な関係
ヒトは生まれたばかりの状態では20Hzから20kHzが可聴域、20代後半には15kHz以上の音が聞こえづらくなりはじめるんだって。モスキート音は商店街で猫除けとして高周波音を流したり、夜間のコンビニの店先に若者が集まらないようにするために利用されています。人の聴覚と周波数の関係とは?
私たちが生活をするとき、様々な音が耳に届きます。そのすべてが空気の振動であり、その振動の大きさを周波数といいます。周波数が小さければ低い音を、大きければ高い音を私たちの耳は受け取ることができるのです。しかし、すべての音を聞き取れるわけではありません。
ヒトは生まれたばかりの状態では20Hzから20kHzが可聴域(音が聞こえる範囲)ですが、成長とともに可聴域は変化していきます。
20代後半には15kHz以上の音が聞こえづらくなりはじめ、加齢により可聴域が狭まり続けた結果、最終的には老人性難聴と呼ばれる症状になる人もいます。
加齢による聴力の衰えは1kHzからが顕著に出るというデータがあります。日常会話での周波数は平均的に3kHz程度と言われているため、会話が聞き取りづらいという意見も納得できるのではないでしょうか。
参考:モスキート音の効果、聞こえない原因、音発生装置
モスキート音は不思議な音
「モスキート音」という言葉をご存知でしょうか。その名の通り蚊の羽音のような音であり、実態は17kHz程度の高周波音のことをいいます。参考:モスキート音とは?耳年齢をテスト、モスキート音の聞こえる年齢
20Hzから20kHzという人間の可聴域の中には含まれる音ですが、あまりに高い周波数であるために、聞こえる人と聞こえない人がいるという不思議な音でもあります。
本来であれば不快でしかないモスキート音は、大人になると聞こえない人が増えてくるという点から、便利な用途も存在します。
例えば人間には聞こえづらいが猫には聞こえる音として、商店街で猫除けとして高周波音を流していることがあります。
また15kHzから18kHz程度の高周波音を流すことで、夜間のコンビニの店先に若者が集まらないようにするという事例もあるようです。不快だったはずのモスキート音でも、使い方によってはとても便利な道具に変化するのです。
モスキート音は犬や猫も聞こえるのか
人の音が聞こえる範囲は20Hzから20,000Hzです。犬は40Hzから65,000Hzで、猫は25Hzから75,000Hzと言われています。犬は犬笛に使用され、猫には近づいて欲しくないところにモスキート音を使うことが多いです。犬や猫の聴覚範囲は人より広い
モスキート音と呼ばれる高音域の音は人であれば若い人が聞こえやすいと言われています。キーンとする音に聞こえるので不快に感じる人が多いです。個人差がありますが歳をとると高音域が聞こえにくくなるので普段気にする人はあまりいません。犬や猫の場合はどうでしょうか。
人の音が聞こえる範囲は20Hzから20,000Hzです。犬は40Hzから65,000Hzで、猫は25Hzから75,000Hzと言われています。
これだけ耳のよい動物ですから、日常生活で人が聞こえない音もしっかり聞こえています。
犬の場合は聞き耳を立てた後に吠えだしたりするのは人には聞こえていなくても犬には怪しい音に聞こえているからです。
猫の場合はとても大きい音に聞こえていて、車のクラクション並のようで嫌がる猫が多いです。犬や猫を飼っている方はモスキート音で鳴いてしまうことがありますので注意が必要です。
犬や猫にモスキート音が使われている
モスキート音は犬には皆さんもよくご存じの犬笛に使用されています。音が聞こえやすくなる季節は犬には縄張りに入ってくる犬の音に聞こえてしまい落ち着かなくなることがあるので注意して下さい。家の中でも外の音が入りにくい中心にスペースを作って安心できるようにしましょう。
参考:モスキート音とは?耳年齢をテスト、モスキート音の聞こえる年齢
猫には近づいて欲しくないところにモスキート音を使うことが多いです、決まった所でトイレをする習性があるため、庭などをトイレにされてしまった方が猫よけに使います。
効果はあるようですが、猫は1度嫌な思いをしても覚えてくれないので、場所を変えてくれるまで繰り返す必要があります。
犬や猫に使用する場合に1番気をつけないといけないことは、人にも聞こえる場合があることです。
猫よけにモスキート音を使用する場合は、もしかすると近所の人にも不快な音を出しているかもしれませんので、十分に注意しましょう。
モスキート音が聞こえるか無料で試したい時は
もし無料で自分の耳年齢がわかるなら、試してみたいですよね!確実な方法は、無料アプリです。補聴器を作っているメーカーが出しているアプリもあり、本格的なテストができます。ウェブサイトからも無料でテストすることもできるんだって。
モスキート音で耳年齢を知ろう!
年を取るにつれて、聴力は衰えます。また、環境や生活習慣によっても、聴力は衰えます。自分の聴力、つまり耳年齢は何歳なのか、気になりませんか?そこで、おすすめなのがモスキート音のテストです。モスキート音は17キロHz前後の高音で、20代後半を過ぎると聞き取りにくくなると言われています。
参考:モスキート音とヒトと周波数、無料でチェックする方法、アプリの活用
人は、年齢を重ねるにつれて、高音が聞き取りづらくなります。一般的に、30歳までは16キロHzの音、40歳までは15キロHz、50歳までは14キロHz、50代以上は10~12キロHzまでしか聞こえなくなるようです。
ただし、個人差があり、耳年齢と実年齢がかけ離れていても、必ずしも体に異常があるとは限りません。
しかし、もし無料で自分の耳年齢がわかるなら、試してみたいですよね。そこで、無料でモスキート音を試す方法はないか、調べてみました。
モスキート音を無料で試したければ
"自分の耳年齢を知りたい場合、無料でモスキート音を聞く方法はいくつかあります。1つは、YouTubeです。ただし、YouTubeの場合、16キロHz以上は音がカットされています。したがって、30歳以下の方はご自分の正確な耳年齢を知ることができない可能性があります。
確実な方法は、無料アプリです。補聴器を作っているメーカーが出しているアプリもあり、本格的なテストができます。
無料アプリはいろいろありますから、レビューなどを参考に選んでくださいね。
参考:モスキート音とヒトと周波数、無料でチェックする方法、アプリの活用
最後に、ウェブサイトからも無料でテストすることができます。サイトによっては、MP3などにダウンロードすることも可能です。
むやみにアプリを取りたくない方は、サイトでテストするのも良いかもしれませんね。ただし、YouTubeと同様、16キロHz以上の音はカットされている可能性があります。
いずれの方法にせよ、モスキート音のテストをする時は、ヘッドホンを付けるなど周りに配慮して聞きましょう。聞き取れない場合は、本当に再生されているか確認し、少しずつ音量を上げてくださいね。
種類いろいろ、モスキート音を利用したアプリ
年齢チェックができるタイプのアプリがあるって知ってる?合コンなどのコミュニケーションツールとして利用されているんだって。害虫が嫌がるモスキート音を再生し、害虫を寄せ付けないアプリも登場しています。アプリの活用を紹介します。
いろいろなアプリに活用
モスキート音とは、17キロヘルツ前後の高周波音のことです。個人差はあるものの20代前半の若者には聞こえるものの、それ以降の年齢の人間には聞き取りにくいという特徴を持っています。この特徴を活かして、モスキート音はスマホアプリとしても活用されています。よくあるのは年齢チェックができるタイプのもので、合コンなどでコミュニケーションツールとして利用されています。
各年齢の平均的な聴力に合わせた音が出るタイプのものも人気で、こちらは簡単に耳年齢チェックができる点が人気を集めています。
また、大人には聞こえないという特徴を活かし、モスキート音を着信音に設定している若者もいます。
これなら周囲の人たちに迷惑をかけることなく、自分だけが聞き取れるからです。もちろん、同年代の人が多い学校などでは逆効果なので、使う場面に注意する必要はあります。
害虫駆除にも効果あり
動物や虫は、人間とは異なる聴覚を持っています。その一例が犬笛です。人間には聞こえませんが、犬はその音を聞き取って指示に従います。人間には聞こえないモスキート音でも、動物や虫は聞き取ります。これを活かして害虫が嫌がるモスキート音を再生し、害虫を寄せ付けないアプリも登場しています。
撃退できる動物はアプリによって様々ですが、ハエや蚊、犬、猫、ネズミなどが代表格です。
参考:モスキート音とは?耳年齢をテスト、モスキート音の聞こえる年齢
追い払いたい動物を画面上で選べば、対象の嫌がるモスキート音がスピーカーから発生、追い払うことができるのです。
ハエや蚊の撃退はなかなか難しいですし、近所にいる犬猫を追い払おうにも、人に飼われている場合もし怪我でもさせたら一大事です。
そもそも動物が苦手で近寄れない、という人もいるでしょう。アプリなら簡単なので、一度試してみるのもおすすめです。
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